真皮縫合 [ Corium suture ]
読み方 : しんぴほうごう
真皮縫合とは、真皮内であらかじめ縫合を行うことをいい、中縫いとも呼ばれる。
皮膚は表皮と真皮の2層構造になっており、さらに皮膚の下には皮下脂肪からなる皮下組織がある。キズ痕を極力残さず美しく仕上げるために、形成外科では各層の皮膚緊張を吸収させながら別々に縫合する。真皮縫合の前に、まずは脂肪層で剥離をし、皮膚の緊張を緩和させ、縫合時に左右の表皮がフィットするようにトリミング。その上で、1)皮下組織の浅筋膜から真皮深層部(皮下縫合〜真皮縫合)、2)真皮表層部(真皮縫合)、3)表皮(表皮縫合)の3層それぞれの縫い合わせを行う。丁寧かつ密な真皮縫合を行うことで表皮縫合に用いる糸は細いものでも対応できるほか、表皮で強く縛る必要もないため、圧による引き攣れや糸の痕等の回避が可能となる。最終的にキズ痕は線上瘢痕(皮膚のしわのようなライン)となるためほとんど目立たない。また、表皮の左右がぴったりとフィットしていることで表皮縫合部の抜糸も早期に行える。この真皮縫合の正確さで傷の出来具合に大きな差が出る場合がある。
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